新規事業のマネジメントは既存事業とどう違うのか?
活発な議論のうちに終了いたしました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
コロナ禍の真っただ中で、新規事業どころではないという状況でしょうか? あるいは、待ったなしで新規事業の開発に拍車がかかっている状況でしょうか? 新規事業という言葉を用いるかどうかは別として、市場環境が一変した今や、新たな取り組みはすべての企業にとって必須です。今や社会そのものが、ビジネスの壮大な実験場となりました。
経験のない取り組みをどのように発案し、いかに実行に移していくか。不確定要素が多く、ルーチン活動のリズムがとれず、会議のアジェンダも手探りになる。希望をもってスタートしたものの、暗中模索で仕事の手応えを感じにくく、先が見えない不安にさいなまれる。「変革のマネジメント」と経営書ではもてはやされますが、相当に泥臭い現実がそこにはあります。今回は、3月にご登壇予定だったお二人を改めてお迎えし、新規事業のマネジメントについて議論します。
ゲストのお一人目は関西電力送配電株式会社企画部・担当部長(新規事業)の芦谷武彦氏。VPP(仮想発電所)という最先端の実験的事業から、電柱を利用した宅配ロッカーといった身近なサービスまで、幅広い新規事業に携わっておられます。インフラ事業の企業文化の中での新規事業のマネジメントについて、工夫や課題をご披露いただきます。
お二人目は株式会社ワコールホールディングス未来事業推進企画室長の西村良則氏。本業のインナーアパレルとは異質の、京町家事業をはじめとした新規事業のマネジメントについてお話しいただきます。ボトムアップ型の新規事業提案制度と連動した人材登用、準備室設置から部門化までの道のりと課題を発表いただきます。
お二人に共通するのは圧倒的な本業がある中での新規事業。そのような環境の下で新規事業に携わる希望と課題、新規事業に向いている人の人物像などをお聞きし、これからの「変革リーダー像」を徹底議論したいと思います。また、コロナ禍をふまえた現状の取り組みや今後の展望についてもご披露いただき、新たな市場環境の中での「希望」を探る場にしたいと思っています。
●日時:2020年9月19日(土)14:00~17:20